百花繚乱 江戸の華 手妻
和妻師 きょうこ
「和妻(わづま)」とは日本古来の手品の事。その歴史は大変古く、その昔は「手は稲妻のごとく」の意味で「手妻(てづま)」と呼ばれました。海外の手品が日本に広まるにつれ、西洋の手品を「洋妻」、日本の手品を「和妻」と呼び分けるようになりました。和妻は1997年に文化庁より「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」に選択されています。
きょうこの和妻は、日本舞踊、話芸と手品を融合させ、型や所作とともに日本の伝統・文化・情緒が美として表現されています。
タイトル受賞作品
万倍傘/胡蝶の舞 日本人初、和妻にて世界タイトル受賞
2011年 ロシア「WHITE MAGIC」コンベンション インターナショナル・ステージコンテスト第2位受賞 ほか
演目紹介
水芸
「水からくり」とも言われ、演者の体や小道具等のあちらこちらから水が溢れ出します。クライマックスにおける舞台一面の水の饗宴は圧巻です。
胡蝶の舞
和妻のなかでも最高傑作のひとつです。儚さ切なさ恋の行方は千羽胡蝶とともに永遠の愛となります。きょうこの演ずる「蝶の恋物語」は世界一美しい蝶の手品として人々を魅了します。
万倍芸
おめでたい品が次から次へと溢れ出る芸。末広がりの傘が舞台一面に。また「だるまづくし」など、派手で縁起の良い人気の演目です。
参考動画